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August 11 2015
夏の暑い日に、片方の目を閉じて、残ったほうの視線を顔の中央に向ける。鼻の丘の稜線に、汗がぶつぶつと噴き出し、小さな粒となって光っているのが見える。その光の粒を、鼻の谷に溜まった汗もろとも、人差し指で掬い取って舐める。思ったよりも塩辛い。なにか、思い出しそうになる。